トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は7日の初会談でシリ

トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は7日の初会談でシリア停戦合意という成果をアピールし、良好な滑り出しを演出した。ただ米ロ両大国の首脳は近年、「蜜月」から「破局」への歴史をたどっている。ロシアによる米大統領選介入疑惑という大きな火種は抱えたままで、2人が長期的な関係を築けるか視界は不良だ。

 ◇大幅超過2時間15分<http://kjbyby.net/show/98mko8w
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br />  初会談に際し、両首脳は打ち解けた雰囲気の演出に腐心した。個別会談前に20カ国・地域(G20)首脳会議の会場で初対面となった両首脳は笑顔で握手。トランプ氏はプーチン氏の背中を軽くたたくなど親しげに接した。

 会談冒頭でもトランプ氏は「会えて光栄だ」と述べ、プーチン氏の発言にうなずきながら熱心に耳を傾ける様子を見せた。プーチン氏も「非常にうれしい」と語り、「電話会談だけでは不十分だった」と話し、会談を待ち望んでいたという気持ちを表に出した。

 会談に同席したティラーソン米国務長官は「両首脳はすぐに気持ちが通じ合った」と語り、2人のケミストリー(相性)も非常に良かったと強調した。会談時間は予定の30分間を大幅に上回る2時間15分。両首脳は議論をなかなかやめようとせず、連携ぶりを誇示した。

 ロシア国内でも会談結果を評価する声が相次いだ。コサチョフ上院外交委員長はフェイスブックで「会談は期待を上回るものだった。大きな前進だ」とたたえた。

 ◇「リセット」失敗の連続
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 ロシアとの「リセット(出直し)」を模索したのはトランプ氏だけでない。過去にはブッシュ元大統領(子)が2001年6月にプーチン大統領と、スロベニアの首都リュブリャナで初会談した際、「私はこの男の目を見て率直で信頼できることが分かった。彼の魂を感じ取ることができた」と絶賛した。だが、03年のイラク戦争や08年のグルジア紛争で対立を深め、米ロ関係は悪化の一途をたどった。

 続くオバマ前大統領も米ロ間の新戦略兵器削減条約「新START」に調印するなど関係改善に熱心に取り組んだ。しかしプーチン氏が12年に大統領に返り咲くとウクライナ南部クリミア半島の編入をめぐり対立し、対ロ制裁に踏み切った。オバマ氏はプーチン氏を「教室の隅で退屈そうにしている子供」とやゆするほど関係は冷え込んだ。